詰め物や被せ物はどう選ぶ?
かぶせもの虫歯治療で行われる詰め物や被せ物ですが、保険診療と自費治療によって見た目や耐久性、コスト面など違いがあります。今回は、詰め物や被せ物を選ぶ時の基準や当院で扱っている材質について解説します。
覚えておくべき選択基準について
①安全性
詰め物や被せ物は、口の中に入れるものだからこそ「安全性」は意識する必要があります。材質によっては金属アレルギーなどを起こす可能性があるため、ご自身にとって安心かつ安全なものを選ぶよう、医師としっかり相談しましょう。
②審美性
詰め物や被せ物は、虫歯を治すだけでなく健康的で美しい見た目にもつながります。そのため、詰め物や被せ物としての材質だけでなく、見た目を美しくした状態がゴールではなく、その状態をいかにキープできるかどうかが重要です。また、日々のセルフケアを丁寧に行うことにもつながりますので、自然と口内環境も健康になっていきます。
③耐久性
詰め物や被せ物は、耐久性が重要です。入れたものがすぐに壊れてしまったり何度もかけてしまっては意味がありません。自分に合ったものを選び、不具合が起こらないように各材質の特徴をしっかりと理解しておく必要があります。
④コスト面
被せ物の治療は、保険診療と自費治療が選べます。安価に済ませたい方は保険診療で行える銀歯やレジンを選びますし、仕上がりや強度、アレルギーが気になる方は自費診療の材質を選びます。どちらを選ぶにしても、ご自身に合ったものを丁寧に選択することが大切です。お一人で考えることが難しい方は、ぜひ歯科医師と共に検討すると良いでしょう。
⑤治療期間
被せ物の材質によっては、治療完了までに時間がかかることがあります。仕事や家事・育児などで忙しく、治療に通いづらい方やとにかく早く治したい方に最適な素材、時間があってじっくり治せる方に最適な素材など、患者様のニーズに応じて最適なご提案をします。
それぞれの材質の特徴
当院では、次のような材質を扱っています。
保険適用
- 硬質ジレン
レジン(歯科用プラスチック)でできた被せ物です。天然歯に似た色合いなので、見た目が自然で金属を使用しないことから、アレルギーの心配や金属の溶け出しなどがありません。ただ、耐久性には少し心配なところがあるので、注意が必要です。
- 金属冠
被せ物全体が金属でできている、いわゆる銀歯です。金属なので、奥歯など強い力がかかる部分にも使用できるだけでなく、保険適用なので安価に治療できます。ただし、見た目はそこまでよくないことやアレルギーのリスクがあるため、注意が必要です。
- CAD/CAM冠
スキャナーで撮った歯型のデータをコンピューターに取り込み、そのデータに基づいて、ブロック状の材料を専用の機械で削り出すことで作る被せ物です。透明感は自費のものと比べると劣ります。
自費診療
- オールセラミック
金属などを使わず、全てをセラミックで作る被せ物です。天然歯のような透明感と白さがあるため、ほとんど変色もないことから人気が高いものです。強度はしっかりしていますが、割れやすかったり周囲の歯を痛めてしまうこともあります。
- ジルコニアセラミッククラウン
内側にジルコニア、外側にセラミックを焼き付けたものです。ジルコニアは高い強度があり、セラミックの割れやすさなどをカバーします。オールセラミックと比べると色調が悪く、天然歯よりも硬いことから他の歯を痛める可能性があります。
博多駅周辺の歯科医院|つのだデンタルケアクリニック
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