見た目の変化はないのに舌が痛い。「舌痛症」の原因や治療法は?
舌痛症舌がピリピリと傷んで悩まれている方はいませんか。舌に痛みがあると、食事や会話が楽しめなくなり、なにより何か病気かもと心配になってしまいますよね。傷や出来物がないのに、痛みが続く場合は「舌痛症」かもしれません。一体、舌痛症とは何なのか、詳しくご紹介します。
舌が痛い!考えられる原因は?
舌が痛むのにはいくつか原因が考えられます。まずわかりやすいのが、口内炎や傷です。食事や会話中にあやって舌を噛んでしまったり、熱いものを飲んで火傷をしてしまったりすると、痛みを生じることがあります。また、そういった傷口から細菌やウイルスに感染して、口内炎ができることも。これかの痛みは1〜2週間程度で治りますが、続くようなら「舌癌」など別の病気が隠れていることもあるので、一度口腔外科などに相談してみましょう。
また、口の中に汚れが溜まり細菌が繁殖することで、舌が炎症し痛みを感じることもあります。日々のブラッシングなど、お口のケアをしっかり行うことも大切です。
見た目ではわからない「舌痛症」ってどんな病気?
一方、見た目でわからない舌の痛みで考えられるのは「舌痛症(ぜっつうしょう)」です。舌痛症では、舌だけでなく、唇や上顎にピリピリ、ヒリヒリした痛みが数カ月続く、舌が火傷したように熱い、舌がざらつく、日によって痛み具合や痛む場所が違うことがあるといった症状がみられます。また、食事中や何かに集中しているとき、睡眠中は痛みを訴えることがありません。ときに、味覚の異常や口の中の乾燥を感じることあります。
舌痛症の原因は?
舌痛症は、更年期を迎えた閉経後の女性に多く見られる症状で、全体の1〜2割を占めます。原因として考えられるのは、亜鉛や鉄分不足、口腔内環境の悪化、ホルモン異常などが挙げられることもありますが、正直なところはっきりとわかっていません。近年では、舌痛症は神経障害性疼痛といわれる神経痛の一種として考える傾向があり、心因性の原因が大きいのではないかといわれるようになりました。例えば、仕事や家庭環境、人間関係、感染症による生活スタイルの変化などに悩み、ストレス過多の状態となって舌痛症が起こっていることが考えられるのです。
舌痛症の治療はどうすればいいの?
舌痛症の治療は、薬物療法と生活指導・カウンセリングを中心に、患者さまの状態に合わせて行われます。当院では、患者さまが抱えるストレスの要因を、お話を聴きながら探っていきます。カウンセリングを通して、意識や考え方が変わることで、舌の痛みの感じ方に変化を感じられることもあります。
舌痛症は、まだ広く知られていない症状で、専門とする医院も少ないのが現状で、どこの診療科を受信するべきかわからないという方もいらっしゃいます。また見た目だけではわからないため、周囲の理解も得られず不安になることも。舌の痛みに悩まれるようでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。
博多駅周辺の歯科医院|つのだデンタルケアクリニック
福岡市博多区の博多駅周辺つのだデンタルケアクリニックでは、予防歯科と舌痛症診療を中心に、患者様の痛みやお悩みを解決すべく日々診療しております。
むし歯・口腔外科の治療や、小児歯科・インプラント・歯周病・ホワイトニングなどの幅広い診療を行っております。
口腔外科出身のドクターがお口にまつわる幅広い相談を受け治療を行うことで、地域のホームドクターとして皆さんのお口の健康をサポートしていきます。
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【オフィシャルサイト】
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【舌痛症専門サイト】
https://zettsu.com/
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