舌痛症
舌痛症とは
口腔の粘膜に明らかな病変がないにもかかわらず、舌に痛みを感じる病気です。更年期の女性によく見られます。
舌痛症は、まだあまり広く知られていない病気のため、自分が舌痛症であると気づいていない方も多いかと思います。舌に痛みや違和感がある方は、当院まで一度ご相談ください。
舌痛症の症状
初期は舌にピリピリとした軽い痛みを覚える程度ですが、重度になると焼け付くような激しい痛みに襲われるようになります。
特徴的なのは、この痛みが続くのは日中だけで、睡眠時には痛みがなくなることです。何も治療せずに放置しておくと、日中の痛みはずっと続くため、日常生活にも影響が出てきます。
舌痛症の原因
ストレスなどの心理的要因が大きいのではないかといわれています。
ストレスを感じがちな仕事や家庭環境、人間関係に加え、最近では、新型コロナウイルスの影響により生活スタイルも変化し、暮らしの中でストレスを感じる場面が多くなっており、舌痛症に悩む人も増えていると予想されます。
舌に痛みを感じているのに目に見える異常がないため不安が募り、ますますストレスが増大して悪循環に陥るケースも想定されます。早めに舌痛症を治療できる医療機関を受診することが重要です。
舌痛症の治療
口内炎や舌炎、舌がん、カンジダ症など、舌の痛みを伴う病気は舌痛症だけではないため、まずは視診や触診などの入念な診察を行います。
診察の結果、舌痛症による症状であると判定できれば、治療に入ります。当院では、投薬による対症療法ではなく、治療の中心は院長によるカウンセリングです。院長が専門的に心理療法を学んできた知見を生かして、患者様と一対一でじっくりと向き合い、丁寧にお話を伺っていきます。
ものの考え方や意識の持ち方が変わるにつれ、舌の痛みの感じ方にも変化が出て、改善に向かう方が多くいらっしゃいます。